クイックスタート

環境

インストールの前に Tested Environments を確認してください。

インストール

以下の前提となるツールをインストールしてください。

注意: ユーザー名に非ASCII文字や空白を含むOSのアカウントを使用しないでください。以下のツールのいくつかは動作しない場合があります。


IntelliJ IDEA

インストールしていない場合はUltimate または COMMUNITYをダウンロードしてインストールしてください。 (COMMUNITYはオープンソース製品です)

https://www.jetbrains.com/idea/


Android Studio

インストールしていない場合はダウンロードしてインストールしてください。

https://developer.android.com/studio


Xcode (Macのみ)

インストールしていない場合はApp StoreでXcodeを検索してインストールしてください。


Command Line Tools for Xcode (Macのみ)

インストールしていない場合はターミナルウィンドウを開いて以下のコマンドを実行してください。

xcode-select --install


Homebrew (Macのみ)

インストールしていない場合は https://brew.sh/ を参考にしてインストールしてください。


Java Development Kit (JDK)

インストールしていない場合はインストールガイドを検索してインストールしてください。


node & npm

インストールしていない場合はインストールしてください。

(Macの場合)

NPMをbrewでインストールすることができます。ターミナルウィンドウを開いて以下を実行してください。

brew install node
node -v
npm -v

(Windowsの場合)

インストール用パッケージをダウンロードしてください。 https://nodejs.org/en/download/

(Ubuntuの場合)

NPMをaptでインストールすることができます。ターミナルウィンドウを開いて以下を実行してください。

sudo apt update
sudo apt install nodejs
node -v
npm -v


注意: Appiumのインストールで問題が発生しないようにするため比較的新しいバージョンを使用してください。


Appium 2.0

Appium 2.0が必要です。

すでにAppiumを使用している場合はインストールされているバージョンを確認してください。

appium -v

Appium 1.xがインストールされている場合はアンインストールしてください。

npm uninstall -g appium

npmでAppium 2.0をインストールしてください。

npm install -g appium
appium -v

参照 テスト済みの環境


Appiumをすでにインストールしている場合はアンインストールしてから再度インストールしてください。

appium -v
npm uninstall -g appium
npm install -g appium
appium -v


UIAutomator2 driver

UIAutomator2ドライバーをインストールしてください。

appium driver install uiautomator2


すでにドライバーをインストールしている場合はアンインストールしてから再度インストールしてください。

appium driver list
appium driver uninstall uiautomator2
appium driver install uiautomator2
appium driver list

参照 テスト済みの環境


XCUITest driver(Macのみ)

XCUITestドライバーをインストールしてください。

appium driver install xcuitest


すでにドライバーをインストールしている場合はアンインストールしてから再度インストールしてください。

appium driver list
appium driver uninstall xcuitest
appium driver install xcuitest
appium driver list

参照 テスト済みの環境


環境変数の設定 (Macのみ)

初期化スクリプト(.zshrcなど)で環境変数を設定してください。

export ANDROID_SDK_ROOT=/Users/$USER/Library/Android/sdk
export PATH=$ANDROID_SDK_ROOT/emulator:$ANDROID_SDK_ROOT/tools:$ANDROID_SDK_ROOT/platform-tools:$PATH

注意: 上記の設定を有効にするためにログアウト/ログインを実行してください。

環境変数の設定(Windowsのみ)

  1. Android Studioを開きます。
  2. メニューからTools > SDK Manager > Appearance & Behavior > System Settings > Android SDKを選択します。
  3. Android SDK Locationをコピーします。
  4. 環境変数を設定します。 ANDROID_SDK_ROOT.
  5. Path環境変数を編集します。 以下のようにエントリーを追加してください。
    • %ANDROID_SDK_ROOT%\emulator
    • %ANDROID_SDK_ROOT%\platform-tools
    • %ANDROID_SDK_ROOT%\tools
  6. PCを再起動します。

環境変数の設定(Ubuntuのみ)

初期化スクリプト(.bashrcなど)で環境変数を設定してください。

export ANDROID_SDK_ROOT=/home/$USER/Android/Sdk
export PATH=$ANDROID_SDK_ROOT/emulator:$ANDROID_SDK_ROOT/tools:$ANDROID_SDK_ROOT/platform-tools:$PATH

AVD (Android Virtual Device)の設定

デモ用のAVDの作成

  1. Android Studioを開きます。
  2. メニューからTools > Device Managerを選択します。
  3. [+]をクリックします。

  4. Pixcel 8 を選択して Next をクリックします。

  5. UsideDownCake 34 Android 14.0 (Google Play) を選択してNextをクリックします。 (Calculatorアプリをデモで使用するのでGoogle Play Storeが必要です)。 M1 Macの場合はarm64 イメージを、 それ以外の場合は x86_64 イメージを選択します。

  6. AVD名を Pixel 8(Android 14)に設定します。
    Enable device frameのチェックをOFFに設定します。
    Finishをクリックします。


デモンストレーション

デモを実行してみましょう。

プロジェクトを開く

  1. shirates-core プロジェクトのディレクトリを Finder または Explorerで開きます。
  2. build.gradle.kts を右クリックし、IntelliJ IDEAで開きます。

右クリックによるテスト実行を有効にする

  1. メニューからIntelliJ IDEA > Settings (または File > Settings)を選択します。
  2. Build, Execution, Deployment > Build Tools > Gradleを選択します。
  3. Run tests usingIntelliJ IDEAに設定します


AndroidSettingsDemoを実行する

  1. Device Manager から Android 14 の AVD を起動します。
  2. shirates-core プロジェクトを IntelliJで開き、 src/test/Kotlin/demo/AndroidSettingsDemo を右クリックして Debug ’ AndroidSettingsDemo’ を選択します。
  3. コンソールに以下のようなログが出力されます。

Console output

Connected to the target VM, address: '127.0.0.1:62387', transport: 'socket'
lineNo	[elapsedTime]	logDateTime	{testCaseId}	macroDepth	macroName	[logType]	timeDiff	mode	(group)	message
1	[00:00:00]	2024/04/14 12:45:59.874	{}	0	-	[-]	+0	C	()	----------------------------------------------------------------------------------------------------
2	[00:00:00]	2024/04/14 12:45:59.890	{}	0	-	[-]	+16	C	()	///
3	[00:00:00]	2024/04/14 12:45:59.891	{}	0	-	[-]	+1	C	()	/// shirates-core 6.8.0
4	[00:00:00]	2024/04/14 12:45:59.891	{}	0	-	[-]	+0	C	()	///
5	[00:00:00]	2024/04/14 12:45:59.892	{}	0	-	[-]	+1	C	()	powered by Appium (io.appium:java-client:9.1.0)
6	[00:00:00]	2024/04/14 12:45:59.892	{}	0	-	[-]	+0	C	()	----------------------------------------------------------------------------------------------------
7	[00:00:00]	2024/04/14 12:45:59.893	{}	0	-	[-]	+1	C	()	testClass: demo.AndroidSettingsDemo
8	[00:00:00]	2024/04/14 12:45:59.893	{}	0	-	[-]	+0	C	()	sheetName: AndroidSettingsDemo
9	[00:00:00]	2024/04/14 12:45:59.893	{}	0	-	[-]	+0	C	()	logLanguage: 
...


出力されたレポートの確認

  1. IntelliJ IDEAのコンソールのハイパーリンクをクリックしてログのディレクトリを開きます。
  2. ログやレポートのファイルが出力されていることが確認できます。
  3. 最初に _Report(simple).html ファイルを開きます。シンプルなテストレポートを確認することができます。行をクリックするとスクリーンショット画像がハイライト表示されます。 行をダブりクリックすると大きな画像が表示されます。
  4. 次に _Report(detail).html ファイルを開きます。ログタイプが"info"である情報が追加されていることがわかります。
  5. 最後に AndroidSettingsDemo@a.xlsx ファイルをMicrosoft Excel か互換性のあるソフトウェアで開きます。

HTMLレポート(simple)

Spec-Report

AndroidSettingsDemo@a.xlsx

TestList

  1. ダウンロード/TestResults フォルダを Finder (または Explorer)で開きます。
  2. TestList_androidSettingsConfig.xlsx ファイルを Microsoft Excelか互換性のあるソフトウェアで開きます。

TestList_androidSettingsConfig.xlsx


CalculatorDemoを実行する

  1. Device ManagerでAndroid 14 のAVDを起動します。
  2. Google Playストア を開いて 電卓(Calculator)(Google LLC)をインストールします。
  3. IntelliJでこのプロジェクトを開き、src/test/Kotlin/demo/CalculatorDemoを右クリックして Debug ‘CalculatorDemo’ を選択します。
  4. 電卓アプリのテストが実行されます。


iOSSettingsDemoの実行

  1. Xcode を開き、iOSシミュレーター(iPhone 15, iOS 17.2)をセットアップします。

  1. shirates-core プロジェクトをIntelliJで開き,src/test/Kotlin/demo/iOSSettingsDemo を右クリックして Debug ’ iOSSettingsDemo’ を選択します。
  2. iOSの設定アプリのテストが実行されます。

Link